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技術、読んだ本、いろいろ。

ちょうちんそで

ちょうちんそで
ちょうちんそで
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江國 香織
新潮社
売り上げランキング: 57,811

内容紹介

取り戻そうと思えば、いつでも取り返せる――闇の扉を開く新しい長編。いい匂い。あの街の夕方の匂い――人生の黄昏時を迎え、一人で暮らす雛子の元を訪れる様々な人々。息子たちと幸福な家族、怪しげな隣室の男と友人たち、そして誰よりも言葉を交わすある大切な人。人々の秘密が解かれる時、雛子の謎も解かれてゆく。人と人との関わりの不思議さ、切なさと歓びを芳しく描き上げる長編。記憶と愛を巡る物語。

江國香織の「ちょうちんそで」を読了した。

なんだか不思議な小説だった。つまらないわけじゃないし、面白さもあるんだけど、うまく表現できない。もっと歳をとったら理解できるのかな。

長編だけど200ページくらいで、そんなに長くない。とても江國香織的な小説だと思う。似たような作品が思いつかない。個人的には「神様のボート」くらいの大きさの世界の物語が好きだな、と思った。